piano blog
作業の様子を見る
西条市・虫食いの被害にあったカールザイラーのピアノのアクション修理と鍵盤修理のお届け
今日は西条市のカールザイラーのアクション修理と鍵盤の修理のお届けにお伺いさせていただきました。
前の日から、作業の流れを考えて、作業や調整に必要なものや、考えられる不具合に対応できるよう、忘れ物のないように気を付けて出発です!
どんな小さな修理でも、本体のないアクションや鍵盤の引き取り修理は、合わせて、大丈夫!と道がみえるまで、緊張します。
まずは、掃除して、バランスとフロントパンチングクロスの交換と、キーバックレールクロスの貼替です。
交換前です。

キーバックレールクロスも、バランスパンチングクロスも、虫食いの被害にあっています。
写ってないですが、フロントパンチングクロスも虫食いの被害にあっています。。
キーバックレールクロスをはがして、掃除して、バランスとフロントパンチングクロスの全交換を行います。

木部を傷つけないように、でも、完全に接着剤を取り除きます。お客様のお家ですので、様々なことに気を付けて。
今回の元のキーバックレールクロスは、通常アップライトピアノ用に販売されているバックレールクロスとは、厚みが違いました。
虫食いの被害にあっていますし、交換するのが望ましいけれど、厚みのことで不安があって、どうするか迷っていたのですが、いろいろなパターンでの対応をご助言いただいていたので、アクションと鍵盤の引き取りの際、どの方法にするか判断して、貼り換えることにしました。(ご助言、ありがとうございました。)
第三メーカーのピアノは、ピアノによって千差万別で、より慎重になります。

これで大丈夫です。土台ができました!
突き上げ棒のガイドをとりつけ、突き上げ棒といい具合の様子。
アクションをセットしたら、ダンパーロットと突き上げ棒の位置関係が、だいぶおかしいので、取り付け位置の修正を。
修正前は、びっくりな状態だったので、必死すぎて、写真を撮り忘れてしまいました。。
鍵盤も入れて、これがまたまったく調整いらずのベストな状態で、しかも、鍵盤の高さも、ばらつきはあるものの、いい感じで。
幸先のいい雰囲気!
ダンパーも、お届け前『平ダンパーが全部右寄りだったらどうしよう』みたいな謎の不安に襲われたのですが、修正を加える程度で、止音不良もなく、少し緊張がほぐれました。
ハンマーも、高音側を見直して。

やっと一回目の整調にはいります。
不具合の原因はいろいろ考えられますが、途中びっくりを何度か繰り返しながらも、一通り作業して、すっかり普通に動くように◎
そして一回目の調律を。
調律カードに、『トルクが弱い』と書かれていたので、お見積りの時に、ざっと一回通り調律していたのですが、感覚としては、そこまでではなく、ピッチもそのままだったので、安心しました。
ここまでくると、かなり道はつきました。
クロスが新しい分、なるべく安定させるために、もう一度整調を細かく見て、調律して、二度目の整調がいつもやっているよりばらついていたので、三度目、整調を見直すと、ほとんど変化がなくなったので、ひと安心です。

西条市の虫食いの被害にあったカールザイラーのピアノのアクションと鍵盤の修理が完了いたしました!
二度目の調律が終わるころ、かわいらしいお子さんたちがもどってこられて、何をしているのか、気になって、何度も顔を覗かせてきれました。
ご両親が『ピアノを習うなら、アコースティックのピアノで』と、お知り合いから譲り受けて修理してくれたピアノです。
お子さんたちが弾くのが楽しくなればいいな、と思いながら作業させて頂きました。
作業後、お母さんとお子さんたちがピアノの前に大集合して、『ピカピカだね』、『きれいだね♪』とピアノに触れる様子に、とても心があたたまりました。
お伺いした時と、帰る時とでは、顔つきが違うんだろうな、というほど、作業が終わるまで、びっくりがたくさんで、気の抜けないピアノでしたが、任せてくださって、細やかなお気遣いと、次の調律のことまで気にかけてくださって、ありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします!

